こんにちは、ショーです。
今日は、
写真の編集技術の一つ
銀残し(ぎんのこし)
についてお話しします。
この「銀残し」とは、
フィルム時代の名残で
今では一つの「味がある世界観」の
代表格となっております。
いわば、
一つのジャンルですね。
これを知らなくても
別に損はないですが、
知っていたら
写真の幅は広がると思います。
もしあなたが初心者カメラマンを
脱したいと思っているなら
この技術を知らないと
素人扱いされる可能性もあります。
業界の専門用語ですから
知らないと、恥を書く可能性も
ありますね。
逆に知っていたら、
一気にプロカメラマンです。
自信も増して、
シャッターを押す気持ちも
変わってくるでしょう。
では、どういったものなのか。
流行り物と言っても、
ちゃんと理解していないと
赤っ恥の可能性ありますので
この際しっかり勉強しておきましょう。
それでは、早速
解説していきたいと思います。
「銀残し」の写真たち
銀残しについては、
写真を見たら、
すぐにわかると思います。
言うなれば、くすんだ写真です。
この写真は、フィルム時代の
現像処理過程において
銀が残った状態で現像した
写真になります。
小難しく聞こえますが、シンプルな話、
銀が残っているから、
くすんでいる、
と理解すればいいと思います。
そしてこの銀残しの状態、
意外と皆さん映画の中で、
見ていると思います。
映画、マトリックスの世界のカラーや、
映画、プライベート・ライアン
ホラー映画の、ソウ。
そう、実は、様々な映画の中でも
活用されている世界観なんです。
(ギャグを言ったつもりはないです)
特徴としては、
彩度が低く、
コントラストが強い状態で、
全体の印象として
引き締まった、渋い印象を
与えます。
なかなか味わいがある
写真ですよね。
これが「銀残し」の深みです。
ちなみに、この銀残しは、英語で
「ブリーチバイパス」=bleach bypass
と言います。
英語でかっこいい表現に聞こえますが
元々は日本の写真メーカー
富士フィルムが生み出した
言葉です。
とにかく、言葉を知っていると、
カッコいいのが、
この銀残し、
ブリーチバイパスです。
どうすれば銀残しの写真にできる?
これに関しては、
そもそも銀残しは、
フィルムの処理技術からきた言葉なので、
現代のデジタル画像においては、
画像編集の技術によって
作り出すことができます。
先ほどもお伝えしたように
銀残しの雰囲気は、
ハイコントラスト&低彩度の
画像になります。
なので、画像の編集技術によって
その雰囲気を作ります。
編集方法は、
このような言い方は
雑に聞こえるかもですが、
至って簡単です。
コントラストを強めて、
彩度を落とす。
それだけです。
左が編集前、右が編集後です。
はっきり言って、
10秒でできる編集です。
もっとこだわるならば、
ビネット(周辺光量)も抑えますが、
とにかく、画風的に「銀残し」を
作るのは、10秒で十分です。
銀残しを試してみよう
…とはいえ、被写体が…
と思っているあなた。
銀残しの世界観は、
実は日常の風景を切り取るのに
もってこいなんです。
なので、今もしあなたが
この記事をスマホで見ているなら、
すぐにカメラを起動して、
見えている世界を切り取ってください。
そしてその画像を
銀残し風にしてみてください。
いま私が見えている世界は左側
そして、銀残しの世界は、右側。
いかがでしょうか?
銀残しの世界は、
すぐそこにあります。
すぐにシャッターを押してみてください。
みなさんのカメラライフが
楽しいものとなりますように。